公開講座

ここ2-3年調べていた老脈型金鉱床をテーマに話をしてきた。
今や鉱物採集家くらいしか“老脈”という言葉を知らない時代になっているようで、地質の専門家に“老脈”に関して質問しても「?」という反応をされる始末。まあ、戦後の鉱床に関する文献からは老脈という言葉自体がほとんど載らなくなってしまった(と思う)ので仕方がないのだろうけど・・・ でも、砂金掘り師にとっては便利な言葉なのでまだしばらくは使われていく事でしょう。

遠方より来て頂いた方々、ありがとうございました。

追記:後日の博物館日記より
http://www.town.minobu.lg.jp/local_minobu/kinzan/nikki.html

2月20日(日)
 この週末は、土曜日には今年度最後の公開講座、そして日曜日はスプリングコンサートが行われました。どちらも多くの方々にご来場いただき、大変ありがとうございました。
 まずは土曜日の公開講座は広瀬義朗さんが講師を務めてくださいました。広瀬さんは「老脈型金鉱床」をテーマに、鉱床的な知見から砂金の生成や純度のことについても解説され、聴講に訪れた皆さんは、長年疑問に感じていた金のことについて改めて分かった、という意見が多く寄せられました。また、遠方からも多くの方々がおいでくださり、会場は満席となり、最後を飾るにふさわしい大変有意義な講演会となりました。