今金町 宮島1砂金採掘跡

今金町 宮島1砂金採掘跡
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/bnh/gaiyou-h21-hiyama.htm

調査地 瀬棚郡今金町4396林班わ小班  
調査主体 今金町教育委員会
調査期間 平成21年8月12日〜8月28日
調査面積 1,800m2

調査の概要
  今金町の中心を流れる後志利別川の上流域一帯は、江戸時代から昭和初期まで砂金採掘が盛んに行なわれたところとして知られ、川沿いには大規模な採掘跡が無数に確認されています。遺跡は後志利別川の上流域に位置し、河床面との比高が15mの台地上に立地しています。
 砂金採掘跡の調査は町内ではこれまでに3回、いずれも本遺跡より上流にある美利河地区で行われました。特に昭和56年度・63年度の調査はダムの建設に伴う大規模なもので、当地の砂金採掘跡の全容が明らかにされました。遺物の発見はなかったものの、その大がかりで組織的な採掘のあり方から、江戸時代初期の松前藩によるものの可能性が高いとされています。
 今回の調査はこれまでの調査に比べ非常に狭い範囲でしたが、大規模な砂金採掘に特有の遺構(水路、石垣、選鉱場など)が発見されました。また周辺の踏査によって、遺跡は調査区外にも広がっていることが確認されており、遺跡全体の範囲は立地する台地全域のおよそ14万m2とみられます。この区域の遺構は基本的に北西の山から水を引いて選鉱し、不要な土砂を排出するという方法で行われたもので、すべての水路が台地の縁辺部(後志利別川方面)へ向かって伸びていることがわかりました。
 台地上における大規模な採掘跡という本遺跡の特徴は、美利河地区の事例と同じ状況を示しています。このことから、本遺跡は江戸時代初期にこの流域一帯で行われた一連の砂金採掘の所産と推定されます。

今時の砂金掘りはこんな高い位置の砂金は掘らないけど、昔の人はこんな水利の良くないところをよく掘ったもんだな・・・

昔見た時より発掘箇所が増えているな。
http://www.town.imakane.lg.jp/modules/cont_edu/index.php/content0052.html

  • 美利河1砂金採掘跡
  • 美利河2砂金採掘跡
  • 美利河3砂金採掘跡
  • 花石1砂金採掘跡
  • 宮島1砂金採掘跡