丹沢周辺の産金史を調べるために、山梨県側の道志村の村史「道志七里」(伊藤堅吉)の復刻版を読んでみる。
http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20130429 のように尾根を挟んで南側の山北町や北側の秋山村には金鉱があったのだから当然、金を掘った歴史が記録されているものだと思っていたのだが・・・
確かにp.59“鉱山”の項には金を産すると思われる記載がある、
室久保沢筋花崗岩の細粒砂中に金粉を発見する等、
道志谷にも金・銀・銅の地下資源を持ち乍ら
しかし、村内に横浜市水道局の水源林があるがために鉱業は許可されなかったのだという。
とはいえ横浜市の水源林取得は1916年（大正5年）とのことであるから、それ以前に砂金が掘られたことがあるのではないかと思うのだが・・・ 幾つかの道志村に関する郷土史にも目を通してみたが、そのような記載はなかった。
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