やった、見つけた!

石見銀山遺跡科学調査報告書(3) 平成13年度〜17年度』(島根県教育委員会大田市教育委員会/〔編〕)
これに湯玉の調査事例があると教えていただいたので金山博物館の蔵書にないかな〜?と探してみた・・・あった!

で、肝心な中身はどうだろう?
やった〜、湯玉の断面写真にデンドライト組織が確認できた〜

少しだけ残念なのは湯玉の組成がほぼ鉛(と2%程度の銀)であることだ。融点が低いから小さな湯玉でもデンドライト組織が発達した可能性はある。 純度の高い金・銀でも同様にデンドライト組織が見られるか?

もし、韓国慶州の球状金にこうした組織が確認できれば、
http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20150311
砂金ではなくて、新羅の黄金装飾品用に加工されたものと言えるだろう。