「荒木大学と甲州金山」

どこかで聞いたような名前の研究会とか博物館がでてくる小説。「荒木大学と甲州金山」(春丘 牛歩)
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40年ぶりの大学のクラス会で、札幌在住の友人から、山梨県甲州金山に関わる調査を依頼された私は、山梨県身延町の『湯之奥砂金・金山博物館』を訪ねた。友人からの依頼は、北海道の道南渡島地方の、知内町の雷公神社に八百年前から伝わる『大野土佐日記』に関わる調査であった。友人の依頼は鎌倉時代の初期に、荒木大学という甲州金山衆の頭領が千キロ以上離れた蝦夷地に、一族郎党千余人を引き連れて上陸したという記述の真贋を確かめることであった。博物館のスタッフとの情報交換では、いったん否定されたのであったが、鎌倉時代の研究をしている郷土史研究家の出現で、事態は思わぬ方向に代わっていった

完結していないけど、かなり詳しく書かれているなあ・・・誰が書いているんだろう?

大野土佐日記に出てくるという「甲斐国庵原郡云々」というのは以前から気になっていたところ。この方は湯之奥金山の南側、富士金山あたりがそうではなかったか?という話を考えているらしい。
私は静岡なら梅ヶ島あたりか山梨なら身延・早川あたりの人物が誤認されて伝わっている可能性があるかと考えてみたことがあるが、文献も何も無さそうだしなあ・・・