『鉱石の生い立ち』

これも図書館から・・・『鉱石の生い立ち』(島崎 英彦) “鉱石の生い立ち”ということはつまり鉱床学の本ということなんだけど、タイトルからしても学生や専門家向けではなく一般向け。
・・・とはいえ鉱物や化学が多少わかっていないと理解できないよなあ、これ。
砂金掘りに関係しそうなのは白金と金の鉱床に関わるところなんだけど、巨大な世界の鉱床と小さな日本の鉱床とはだいぶ異なるので直接の参考にはならないかなあ。マントルの枯渇度とか造山帯金鉱床の話とか出てくれば良かったのだけど。

ただ、その他の金属の鉱床の話を含めて鉱床学というのはこういったことを考えるんだというのは良く分かるので、鉱物に興味のある人は読んでみるといろいろ役に立ちそうだ。