院内は方形

『院内銀山史』(渡部和男)を読んでいたら選鉱の項にゆり分けの話が出ていた。
p.49

選鉱法としては板取・流しがあった。板取は、二、三尺の板に五、六分ばかりのへりを四方に付けた板の上に鉱砕粉を乗せ、水舟の水をかけて金分以外を汰り捨てるのである、流しは板により捨てられたものを、木綿にかけて流し金分をとるのである。

砂金ではなく銀山の鉱石の選鉱ではあるが、院内銀山(山形・秋田県境の秋田側)ではゆり分け道具は方形っと。
http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20140204