傾斜量図で見える?柴金遺構

地理院地図で傾斜量図を見ていたら、柴金遺構が見えていそうな場所を見つけた!

荘川の舟橋谷の柴金遺構は遺構全体も大きいが、単体の水路状構造でも大きなものが数本あるのでここを良く見てみると(左右とも同位置の傾斜量図、右図は分かりやすいよう書き込みを入れた)

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まず、分かりやすいのが田んぼ()、道路(薄黄)、舟橋谷(薄青)。で、田んぼの左(西)の赤線2本が大規模な水路状構造だ。ここまで大きいと、傾斜量図なので、割りとはっきりと溝の斜面部分が黒く縁取られているのが判別できる。

茶色い線と川までの間が土砂を流したと思われる範囲。この範囲内にぼんやりと水路状の地形を読み取ることができる。はっきりしない部分が多いが、これが多数の水路状構造・・・だと思うのだ。

フォトショップか何かで濃淡を強調するともう少し見えてくるものがあると思うのだが。今、フォトショップインストールされていないんだよね~ GIMPは使い慣れていないからなあ。

 

六厩の遺構もある程度判別ができた。しかし、地域によっては傾斜量図の分解能が悪いのでどこの地域でもこの方法が使えるわけではないし、高解像度の地域でも普通の柴金遺構の溝は「なんとなく判る」程度だ。既知の遺構でこの程度なので未知の遺構を探すのは結構難しいかも?