『天離り果つる国』

白川郷が舞台の小説が発売されたという・・・

『天離り果つる国』(宮本 昌孝)

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 戦国武将が喉から手が出るほど欲しいものは、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝。それらは飛騨の「天離る地」で豊富に産するという。
宝の眠る里を我が物にしようと企む、織田・上杉・本願寺……。そんななか、天下布武へ邁進する織田信長によって白川郷に送り込まれたのが、津田七龍太である。天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子だ。
“天空の城”とも言われる帰雲城に拠って、白川郷を治めるのは内ケ嶋氏理。氏理には、野生的な魅力あふれる娘・紗雪がいた。美しき山河と麗しき人々に魅せられた七龍太は、領民の平穏な生活を守るため、内ケ嶋の最強の姫武者・紗雪とともに立ち上がる。

 当時、金と焔硝はともかく産銀に関してはどうだっただろう?という気はするが(横谷や尾上剛の銀山はこの時代は???)。

後は、内ヶ島氏の出自や白川郷入りの経緯がどう書かれているかが興味のあるところ。