福井県には文献上、もう一ヶ所柴金遺構がありそうな場所がある。
www.library-archives.pref.fukui.lg.jp
享保三年(一七一八)三月、幕府領であった文室村は、田地に金山跡の金砂が流れ込み悪所となっているので年貢の減免を西鯖江役所宛てに出願している(清水政之家文書)
田地に影響を与えるほどの金砂・・・これは山金採掘ではなくて柴金を掘って大量の土砂を流し出した結果ではないだろうか?
さて、文室村とはどこだろう?
越前市の端っこか~ これも遠いなあ。
さて、この金山は古地図には載っているだろうか?
www.library-archives.pref.fukui.lg.jp
・・・近くに鉱山跡はあるけど、少なくともこの時代(貞享2年(1685))は鉛山跡だ。付近の魚見村は金山跡、牧谷村は銀山跡なんだけどねえ・・・
いずれにせよ、この周辺を歩けば柴金遺構に当たるかもしれない。悪くても砂金は採れそうではある。