『飛騨の中世』を読み直す

『飛騨の中世』はタイトルを見て鉱山関係の論文にしか目を通していなかったが、読み直してみると意外なところに意外なことが書かれていたりすることに気が付いた。

特に寺院に関係するところなんかに・・・例えば内ヶ島氏が飛騨に入ってきたのは寛正年間(1460~1466年)頃とされることが多いけど、1400年代初頭の文書に内ヶ島の名前が出てくる。これは元々内ヶ島氏は1411年の応永飛騨の乱に信濃小笠原氏の旗下の武将として飛騨に入ってきていたことを示す証拠・・・になるかもしれない(著者もこの内ヶ島氏と後の白川郷の内ヶ島氏が同一かはこの時点では決定していない)。

浄土真宗の本尊裏書についても今後の調査のヒントになるようなことが書いてあるなあ~ いっそ全巻買ってしまうかね?