陸中関地域の砂金(と砂鉄)

陸中関の地質図幅の説明書を読むと・・・

https://www.gsj.jp/data/50KGM/PDF/GSJ_MAP_G050_05058_2021_D.pdf

9. 1. 1 砂鉄鉱床
陸中関地域周辺では,北隣の陸中大野地域内の久慈市
大野から夏井川上流長久保水無を経て誂子の南西に
至る標高 200~300 m の広大な海成段丘を構成する下部
更新統の水無層中に,上記 iv の砂鉄層が層厚約 2~20 
m の鉱床として豊富に賦存している.

 

9. 2. 2 金鉱床
金鉱床としては荷軽部・明神(久慈市山形町荷軽部),
高根・舘平(久慈市山根町深田)などの鉱山で採鉱され
た記録がある(加藤,1956).鉱量・品位とも然程優れ
ていなかったので,時代の動向によって稼行したりある
いは休山したが,昭和 59(1984)年時点では全く掘ら
れていない.砂金は,砂鉄層の下部の礫岩中に多く見ら
れ,馬渡川・夏井川の上流及び水無・木売内などで採掘
された

水無層の砂鉄層下部に比較的多く産出する? シームレス地質図を見ると水無層の分布は概ね想像がつくので、これを追って行けば、もしくはその下流にはあちこちで砂金が出るのかも?

https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php?lat=40.20626&lon=141.71867&z=13&layers=seamless_geo_v2