岩手の大規模山林火災のニュースを見ていて思い出したが、北海道のいくつかの金山の発見は山火事の跡で鉱脈露頭を発見したのが端緒だったということだ。
偶々、其前年此辺を見舞った山火事の為に、頂上付近一帯の密林は悉く焼き払われて見通しよく、且つ風通しもよい為、雪中ながら幸いにも、岩角の一端が露出して居た。疲れも忘れて近づいて見れば将に年来夢に迄描いた石英の大露頭であった。尚、雪を払って凝視すれば奥床しい銀黒の縞が見える。而も続いて数十米先に第二露頭の一角も発見された。
佐渡西三川砂金山の発見(再発見)は大雨で竹藪が切れ流れた際の砂金発見だったように思う(これが1500年代末のことかな?)。 災害も、人の少ない土地であれば人に利益をもたらすことがある例だけど、現代のように人口密度が上がったりインフラ網が整備されると人的・物的に被害が出易く、利益は少ないよね。