先日、坑口分布図も入手したし、帰り道でもあるので飛越国境に近い庵谷・片掛銀山の一部を見てきた。
越中七金山(松倉・河原波・虎谷・下田、亀谷、長棟、吉野)と言われるが吉野銀山は神通川を挟んで片掛銀山、更に尾根を挟んで庵谷銀山と、鉱床が広がっている集落でそれぞれ採掘が行われたようで、鉱床としては同一のものであろう。
庵谷の集落を過ぎて「精錬場」とされる辺り

平坦地と石垣で区画されている。
すぐ先の川の対岸を見ると

あっ、坑口だ。分布図には載っていないけど。(写真を拡大してみたら、入り口も内部も石で組まれていて炭窯か何かかもしれない。残念〜)
尾根付近には石英露頭があるようで、露頭から林道に石英塊が落ちてきている。残念ながら金属鉱物はほとんど入っていないようだが・・・
片掛側に下ってゆくと

片掛銀山の標柱の脇に坑口が。左上と、10mほど離れた位置にも坑口がある。

どれも高さ30〜40cmの狸掘りのようだ。
年内、雪が降る前にもう一度来られるかなあ〜?