ボスニア・ヘルツェゴビナへ

ボスニア・ヘルツェゴビナへ陸路で国境越え。 クロアチア側とボスニア・ヘルツェゴビナ側、2ヶ所に離れた国境検問所はカナダ-アラスカのそれとは規模も違うし少し緊張。もっとも何を聞かれるわけでもなく、パスポートにスタンプを捺される・・・ことはなかった。なんで?(実はこれが後日問題になったかも?)
ボスニア・ヘルツェゴビナの街はクロアチア側に比べて少しくすんだイメージ。たぶんユーゴ内戦時のイメージがそう見せているだけ・・・なのだと思う。戦闘の跡が残っているわけでもないし。 入国したとたんキリル文字の看板が出てくるのは心理的な障壁を感じたが・・・
「親戚が住んでいる“山”へ連れて行ってやる」とのことでTravnicを目指す。
“山”はVlasic山(で、いいのかな?)、全山石灰岩でできた山で遠方からでも壁のようにそそり立って見えるのは、どうやらTravnicを流れる川が断層谷になっていて片側が石灰岩でできたVlasic山、一方が弱い変性を受けた砂岩になっているのが関係しているのか・・・どうかは素人なのでよく分からないが、なかなか良い眺めなのは確か。車で一気に1800m近い山頂付近まで登って散策。水が多ければ、もっとこうカルスト地形的な・・・ってことになるのかもしれないけど、そういった感じはなく、人の手による石灰岩の採掘もほとんど行われていない様子・・・