復活してますな

消えてしまったと思った「北の考古学」が復活 http://d.hatena.ne.jp/arch74324/20121203 でも、過去の記事は保存されていないのだな、残念ながら。

このような金属技術をもつ渡来系集団に注目すれば、かれらはすでに5世紀代には製鉄技術とウマ飼育を伴って陸奥に進出していた(5)。産金河川であれば、砂鉄採集の際に砂金はかならず確認される*1。これは厚真で私自身が砂金採取に立ち会ってよく理解できたことだ。金の探査が所期の目的ではなくとも、陸奥に進出した渡来系集団はまちがいなく同地の豊富な砂金資源を発見することになった。かれらは広域におよぶ金の探査を精力的にはじめることになっただろう。
 北海道へ一定規模の移住が本州から開始されたのは7世紀後葉だ。しかし、それ以前に金の探査を目的として北海道へ渡った野心的な渡来系技術者がいた可能性は、考慮されてもよいのではないかとおもわれるのだ。

北海道の砂金史がここまで遡れるか・・・は、分からないが・・・ 元素分析で面白い結果が出れば良いのだけど。

*1:この記述はあまり正しくない。“砂金採集の際に砂鉄がかならず確認される”なら、まあ、おおむね正しい。