井川 九両峰柴金遺構

最近飛騨の柴金遺構の話ばかりなので、比較の意味で静岡県本川根町静岡市葵区井川 九両峰の柴金遺構も見ておこう。ここは2008~9年にcarankeさんやK村さん達と訪れた場所でもある。

 

右はCS立体図による平面図で左はそれを3D表示したもの。

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現在の井川湖の水面からでも100~200mの高い位置に存在する。柴金が堆積した当時はここを川が流れていたわけで・・・金の供給源はここより上流で標高も高いねじきり金山や笹山金山なんだろうか?

今回は遺構の領域を2色で塗り分けてみたのには意味があって、採掘時に水を流した上流側を青く表示してみた。ここは元々あった河岸段丘が削られて崖になっている場所で、柴金遺構の境界を見分けるのに重要だ(ということに最近気が付いた)。

仮に「柴金遺構の後背崖」とでも名前を付けておこうか。