上滝金山調査(真)

昨日の続き

上滝金山栃木谷の入口で雲母のゴールドラッシュに騙された調査隊は金山のテラスらしき地形を目指す。

内水溢れる簡易水道水源を見てから

鉄のパイプ状カバーの奥(写真手前側)は昔坑道だったという・・・

次にテラスとおぼしき場所へ向かう。

谷以外の地形の高まりは意外にも複数のテラスだった。谷の中にある小さな高まりは人工的な石積で、テラス上には石がほぼ無いので区別が容易につく。CS立体図を見た段階で分かっていたとはいえ、これだけ人の手が入っていることに驚き。

さて、CS立体図上の十字の左にあるテラスが目的地。大きなテラスなので石臼なり人工物が残っていないかと期待したが・・・残念、何も無かった。

今回の調査はこれで終了のつもりだったが、ついでだったので隣の五升谷へ行ってみる。以前は谷を塞ぐ大量の倒木?で進入困難だったが・・・あれ?普通に進入できる。林業整備で撤去した?

以前からCS立体図を見るたび気になっていた、谷を埋める堆積物を横断する溝に到達。

わあ、高さ3m、幅5mの堀状地形。これはなんだ?現代になって改変された地形かと考えていたが・・・

堀状地形に続く両側の尾根部分が掘られているところを見ると、尾根部分に発見された鉱脈を露頭掘りして、下部を追跡していった結果、堆積物の下まで掘り下げてその下にある鉱脈を採掘した跡!・・・ではないかと勝手な想像をしてみた。

谷を埋める堆積物も、これまでは金採掘の結果だと考えていたが、もしかしたら自然崩壊でできたものかなあ?