砂金は痩せる

昨日の話題と逆ですが、川で流されているうちに砂金は痩せる・・・小さく軽くなって行くのか?というと鉱脈から分離した直後、または鉱脈からの距離が近いうちはかなり痩せるのではないか?というのが実感(あくまで富士川流域の更に一部の話に限定)
鉱山直近で砂金掘りをすると石喰い砂金が多い地域なのですが、「この石(多くは石英)が外れたら石でつながっている部分は分離する、または金でつながっていても簡単に千切れそう」って砂金は結構あります。「この窪みは石喰いの石が脱落したんだな」って砂金もありますし、このような砂金は川に流れるうちに千切れ細かくなる可能性があると思います。
では、際限なく細かくなっていくのかというとそんなこともないのでは?という例があります。砂金掘り仲間が川流れの甲州金(金の純度は80%位?)を拾っていますが表面が磨り減っているとか元の貨幣の重量から軽くなっているということは殆どないようです。まあ、せいぜい400年川の中にあっただけ、サンプルも2つなのでこれで「砂金は川に流されている間に小さくはならないよ」とは言えないのですが・・・