「(9) 日本の花崗岩と鉱床との関係」

「(9) 日本の花崗岩と鉱床との関係」(渡辺武男) ・・・URLが適当な形で表示できないけど、検索すれば出てくるのでいいか・・・

わが国の花崗岩類のうちで,片麻状構造の著しいものは,コンコーダント貫入したものが多い.しかし,これらには一般に重要な金属鉱床は伴われていない.多数の金属鉱床は,ストック状又はキュポラ状に露出しているディスコーダント貫入をした花崗岩体の周辺に群っている.

岩生(東大) 領家地帯にmetalが少いことは,時代のためか mechamism によるのか.
渡辺     metalはbatholithの胴部にはなく岩株に多い. metalは凸った頭に表われるようだ.

そうそう・・・
規模がバソリスかストックかはともかく、地質図に描かれないような小さな岩体の近くに金山があることは多いと思う。逆に中国地方なんか花崗岩の分布は広いのに金山は少ないもんねえ・・・浸食で消えてしまったってのもあるんだろうけど。

・・・って同じような話は先月N村さんともしたような覚えがあるなあ・・・

http://staff.aist.go.jp/y-watanabe/vein.htm
の図6みたいに鉱脈を胚胎する割れ目が出来易いってことが理由の一つかな?