帰雲城の埋蔵金話、城が山体崩壊の堆積物に埋もれて蔵に収められていた金が埋没金になりました・・・ここまではいいが、その額ウン千億円だの数兆円だのは何を根拠に~と思わない人もいるようで。
帰雲城のお宝に金以外の・・・例えば鷹の羽やら漆やら何やかやは、あったとしてもまあ計算の外に置いておくとして、庄川流域から大量の砂金が採れていたとしましょう。1兆円分? 現在金価格は結構上昇しているけど、もう少し上がって¥6000/gとしよう。1kgで¥600万・・・1兆円分と言うのは約167トンの金だ。
佐渡金山が400年かけて掘った金が約80トン、その2倍以上の金が帰雲城に・・・あったわけが無いので、法螺ばなしもいいけどもう少しリアリティが欲しいなあ。
さて、法螺ばなしの元が判らないか、調べてみたらあっさりと答えが出てきた。
岐阜県白川村の、帰雲城。埋蔵金伝説について。森本一雄氏の著書「定本 飛騨の城」で埋蔵金伝説について触れられています。誤った伝説を後世に伝えてほしくないと書かれています。 pic.twitter.com/cPhp9QCHQM
— 森本勝巳 (@40cmKatsumi) June 2, 2017
昭和45年頃大阪の大阪日々と内外タイムスに載せられた記事によるものだそうだ。意外と新しい作られた埋蔵金伝説なのね~
さて、来年も飛騨の産金地を調べて、埋蔵金として妥当な量の産金量がどのくらいか推測してみようか・・・と、小さな法螺を吹いて今年の砂金掘り日記も終了です。
皆様、良いお年をお迎えください。