東京で井川の揺り盆が入手できる?

井川メンパ・・・分かりやすく言えば「曲げわっぱ」かな?
http://blog.livedoor.jp/maedapassion-ikawamenpa/archives/1052132930.html

これは井川の小河内等でさかんに作られた篩やユリボンと呼ばれる曲物。井川の納屋に在来種の稗や粟の種蔵の中に眠っていました。私の祖母 望月芳子の結婚記念品と思われます。曾祖母のものも出てきましたが、大正の年号が書かれていました。軽く100年前のものですが、いまだ現役で使用できます。昔の民芸品というのは作りが確かですね。これらが後何世代も利用できるように、拭漆を施したりしてメンテナンスしたりしています。おかげで忙しいったら。。。

そもそも小河内でこのようなものが盛んに造られたのはやはり金山と深い係わりがあったようです。小河内川上流の笹山金山は、坑道もあったでしょうが川での砂金とりがもっぱらの手法だったようです。叔父も子供のころよく砂金採りを川でやったそうです。今春以降砂金掘りにでかけてみようかとも思っています。篩やユリボンで川底の砂金を拾い集めたのでしょう。伝統工芸品には、その存在理由が必ずあるというのはどうやら間違いないことのようです。

さて、井川メンパ望月。今週東京へ展示会にいきます。
東武百貨店 池袋店8階
期日いっぱいまで師匠の望月栄一が在展しておりますので、関東方面の井川メンパ好きの皆様。ぜひお越しください。お待ちしております。

砂金採りのために井川メンパが盛んに作られたかは別にしても、井川地域から身延町の大城地域の砂金採りでこのタイプの揺り盆が使われたことは確かなことらしい。湯之奥金山博物館にも大城で使用されたものが2つ収蔵されている。
2/18〜23まで東京で展示会があるようなので、ゴールドパンコレクターの方は行ってみる価値があるかも?