鉱滓流出

http://www.asahi.com/national/update/0409/TKY201104090434.html

東日本大震災による土砂崩れと津波のため、宮城県気仙沼市の金鉱山の廃鉱から、有害物質のヒ素を含む大量の土砂が住宅地に流れ出し、一部の住民が避難していることが9日、わかった。市の調べで、付近の井戸水や沢から環境基準の最大24倍のヒ素が検出された。
 鉱山側は「土砂のヒ素含有量は微量で、直接口に含まない限り健康に被害は生じない」としている。同日現在、住民から健康被害の訴えはないという。
 土砂崩れがあったのは同市本吉町の大谷(おおや)鉱山の堆積(たいせき)場。親会社のJX日鉱日石金属によると、鉱石から金を採取した時、ヒ素を含む鉱滓(こうさい)と呼ばれる土砂が出る。その堆積場が3月11日の地震液状化。土砂41万立方メートルのうち、5万立方メートルが敷地外に流出して道路を塞いだ。
 付近は内陸約2キロにあるが川伝いに津波が押し寄せ、土砂が住宅地や田畑など約5ヘクタールに広がり、赤牛漁港付近の海まで流れているのが確認されたという。
 ヒ素は鉱滓1キロあたり約200ミリグラム含まれるという。

地震による鉱滓流出っていうと、一昨年見学に行った持越鉱山を思い出す・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%81%E8%B6%8A%E9%89%B1%E5%B1%B1

1978年:伊豆大島近海地震で鉱滓ダムが決壊、シアン化合物が狩野川へ流出

http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I2046682-00
・・・とは言え、1978年のことなので直接の記憶は無く*1、後年になって聞いたのだが。

*1:小学校低学年だった・・・