蔵柱金山の鉱山臼

蔵柱金山の文献調査に行ったついでに鉱山臼を探してみた。文献を紹介してくれた方の話だとおそらくこのあたりに・・・あった。あっさり発見。

径40cm、高さ20cmといったところか。定形型、柄溝式でもの配りが一直線に一条残っている。

昨日の松谷金山の鉱山臼同様新しい感じ?

 

神社の説明看板には・・・

ええっ、

飛騨随一の良質の金採掘に信濃より多くの技術者がこの地移り住み町並みが出来た

この話は初めて聞くかなあ? 山の裏(すぐ南側)にある森部金山には茂住宗貞の金山開発話が色濃く伝わっているが、こちらには宗貞の名前は出てこずに、信濃の技術者の影響を強く想像させる書き方をしている。

飛騨の鉱山開発には宗貞の伝説は付き物だし、宗貞と信濃の技術者両者が関わった可能性もあるのだが・・・

地理的には乗鞍東麓の大樋銀山、飛騨に入って平湯銀山、さらに西側の蔵柱金山への技術者の移動が考えられるだろうか・・・?