http://sannichi.co.jp/local/news/2009/02/22/15.html

2009年02月22日(日)
火縄銃や金山、住民が管理
中央大研究会、早川町に残る古文書分析

 報告会は、研究成果を地元住民に伝えようと初めて企画。この日は、メンバーの代表4人が参加者約60人の前で、それぞれ研究結果を発表した。
 発表では、野生動物から農作物を守るために住民が火縄銃を利用し、大原野地区に鉄砲鍛冶(かじ)があり、銃の管理もしていたことを報告。家系図から当時暮らしていた武士を把握、京ケ島地区の材木問屋が江戸へ木材を大量に出荷していたことや、金山の管理に住民が携わっていた事実が紹介された。
 同会メンバーで中央大講師(歴史学)の荒垣恒明さん(40)は「古文書は山村の歴史を語る貴重な資料。活用することで、地域の歴史を伝えていきたい」と話している。