TUCARI鉱山

チチカカ湖から車で2時間の場所にあるTUCARI 鉱山に行ってきた。標高4800〜5000m*1あるので、どちらかというと鉱山というか・・・高山? 
http://www.infomine.com/index/properties/TUCARI.html
http://www.wardell-armstrong.com/files/casestudy_NOT_ACTIVE/163.pdf
400万年前のデイサイトの上昇により鉱化された高硫化系浅熱水鉱床*2で上部の酸化帯、珪化した鉱石(平均品位Au 1g/t Ag 300g/t)を採掘中(下部の硫化鉱は未処理)、、、で、金粒は10ミクロンだそうで、パンニングしても砂金は採れないかなあ? 時間もパンニングする機会もとれなかったのだけど。
もっとも、資料写真では細粒ながら肉眼的な自然金もあったようなので、場所によっては砂金もあったかも?敷地内には川も流れていたしねえ。

山腹を200mベンチカットで削り取り、その鉱石を別の谷間に運んで青酸ナトリウム溶液を散布してヒープリーチング。いやー規模が大きいなあ。金回収はCIPかと思ったが、メリルクロー法という亜鉛粉末で金銀を還元・沈殿させる方法だそうで・・・うーむ、吸着用のカーボン(まあ、活性炭なんだろうけど)の実物を見ることができると思ったんだけどなあ。

*1:自前のGPSレシーバーでは事務所が標高5000mだったが、事務所が4800mという話もあるので4800〜5000mかな?

*2:これで想像ができるように鉱石は鹿児島の赤石鉱山のものに似ている印象を受けた。たまたまかもしれないけど。