「藩制成立史の綜合研究 米沢藩」

「藩制成立史の綜合研究 米沢藩」(藩政史研究会編) S藤さんにお勧め(?)されたのでペルーに行く直前に注文していたもの。
こういった類の本になると基礎知識のない私には読むのが難しい・・・ しかし、ぱっと見で面白そうな記述が一つ、月山山麓立谷沢川の瀬場に伝わる文書に関して
p.216

これらの文書を通覧すると、かつて武田・徳川氏の支配を受けた甲州の山師が文禄・慶長頃、庄内に移住して瀬場の砂金を採取したものと推定し得る。

http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20100513 とか http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20100512#p1 に関連するけど、家康の許可状というものが出てくる。「立川町史資料 第一号 瀬場村文書」を読んだ時には、“当時は同じ文書が各地の鉱山宛に発給されていたのだろう”と思っていたのだが、これを読むと、文書の発給を受けた山師が各地を渡り歩いて行った・・・ってことなのだろうなあ。 甲州→新潟(瀬場・中継)→立谷沢川・・・というふうに。