「ゴールデンカムイ」(野田サトル)

ヤングジャンプは苦手であまり読まないもんだから知らなかったが・・・
ゴールデンカムイ」(野田サトル)
http://youngjump.jp/manga/goldenkamui/

舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。
日露戦争という死線を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元軍人・杉元は、ある目的の為に大金を欲していた…。
一攫千金を目指しゴールドラッシュに湧いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは…網走監獄の死刑囚達が隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった!!?

で、ヤボとは知りつつ舞台がどの辺りか考察してみたり。
砂金掘りの描写がある第一話・・・たぶんこれ以降は砂金掘りは出てこない気がするけど・・・ http://youngjump.jp/web_comic/goldenkamui/1/
日露戦争直後の1905-6年頃とするとウソタンナイや新十津川の砂金もピークを越している頃だろう。1905年末はちょうど八十士砂金山が発見された頃だ。和寒や士別の砂金掘りが盛んになるのは数年後のようなので、まだまだ砂金掘りで一山当てることはできる時代背景だっただろう。

「何万人もの金掘人夫が一粒残らずさらって行っちまったんだ」
「明治の初めが最盛期だったらしいけどよぉ まだ採れるって聞いて」

時代的に可能性の高そうな、利別川の砂金掘りの最初のピークがおそらく幕末のこの前後辺り(想像です)・・・ http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20110427 
その後、明治19年(1886)頃 「雨宮敬次郎 利別川でがっかり事件」・・・ http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20120423 この間にあたる明治初期は北海道の砂金掘り全体が沈静化していたイメージがあるけどな〜 
“明治の初め”じゃなくて数年前のウソタンナイのゴールドラッシュを“最盛期”と言っておけばぴったりくるのにな〜

そういえばこの話は“アイヌが砂金を掘っている”な。