松谷金山周辺で石臼用の石材を探す。
地元集落に残されている石臼は玄武岩質で、瀬戸山付近には最初の調査に入った時にそれらしき転石があったのを確認しているし、地質図上でも確認できる。
うまくいけば現地で石臼ないしは未成品がみつかるかも?
山頂付近は薄く溶岩に覆われているようだが・・・数mも谷に下りると堆積岩の盤が確認できる。
現地には確かに玄武岩質の転石があった。しかし、石臼完成品と比較すると斑晶が小さいなあ、、、少し場所がズレているのだろうか?
お? 磨り臼っぽい?
窪みの形状・大きさは湯之奥金山に展示されている磨り臼にそっくりだ。周囲の転石にも風化などで類似の窪みなどが生じていないか確認してみたが、こういったものはこれが唯一だった。
少し変成を受けた堆積岩中に走る石英脈。大きな転石もある。このあたりでも採鉱活動が???
付近には石英脈・転石もあり、こちらは思わぬ発見だ。このあたりでも金の採掘は行われていたのかもしれないなあ。