国境の島で砂金を探す

GW後半は九州での調査。
中でも期待しているのは“対馬で砂金は採れるのか?”だ。


http://www.j-texts.com/jodai/shoku2.html
続日本紀国史大系版 巻第二

大宝元年(七〇一)八月丁未(七)》○丁未。先是。遣大倭国忍海郡人三田首五瀬於対馬嶋。冶成黄金。至是。詔、授五瀬正六位上。賜封五十戸。田十町。并〓[糸+施の旁]・綿・布・鍬。仍免雑戸之名。対馬嶋司及郡司主典已上進位一階。其出金郡司者二階。獲金人、家部宮道授正八位上。并賜〓[糸+施の旁]・綿・布・鍬。復其戸終身。百姓三年。又贈右大臣大伴宿禰御行、首遣五瀬冶金。因賜大臣子封百戸。田〓町。〈 注、年代暦曰。於後五瀬之詐欺発露。知贈右大臣為五瀬所誤也。 〉」撰令所処分。職事官人、賜禄之日。五位已下、皆参大蔵受其禄。若不然者。弾正糺察焉。

西暦701年の三田首五瀬による対馬からの黄金献上は、結局のところ詐欺事件であったということだが、鉱業的に意味のある量の砂金は採れなくても自然科学的な意味を持つ程度の砂金は採れるかもしれない。
日本初の産銀の地を見てみたいという意味もあるしね。