現地見学会・・・山金?

昨日に引き続き、鉱業史研究会の今日は現地見学会。
金山跡の見学では近くの貫入岩の露頭で自然金の発見が? 以前に見に来たときには「黄鉄鉱が沢山入っている変質帯だな〜」と思っていたところにはビスマス系の鉱物が結構入っていて、典型的な造山帯金鉱床とのこと。
ビスマス鉱物は今まで気にしたことはなかったが、青っぽいのと反射能が高いのと・・・ということで、一度現物で説明されれば「ああ、こういうのは見たことがあるなあ」という感じ。今までは酸化膜などで構造色の色合いかと勝手に思っていたものが実は・・・といった感じ。
この石英中には自然金らしきものも見つかったようで、そのうち少しサンプルを採りに行くかなあ。

粘板岩を硯石の材料として掘っている坑道は・・・もっと山奥深いところだと思っていたが、実は砂金掘りで何度も通ったことのある道路脇から谷に降りて行った場所。気がつかなかったなあ・・・
一帯に広く露出する粘板岩だからいくらでも掘れそうなものだけど、硯に使える良質の原石は幅50cm程度の帯状でしかないらしい。内部の石英粒子の析出具合なども影響するらしいし、硬ければ良いというものでもないらしい。これも熱水の影響とかを受けているのかな?