グラニュレーションとミルグレイン

フォーラムの質疑応答にて韓国の金製副葬品に付けられている粒金は“グラニュレーション”という技法だよ、とH山さんから教えて頂いたので調べてみると・・・
https://en.wikipedia.org/wiki/Granulation_(jewellery)
うん、フォーラムでも使用した6世紀新羅のイヤリングの写真も使われているねえ。まさにこれ。

で、韓国ではグラニュレーションの技術が伝わる前、もしくは技術を習得できなかったかは定かではないが5世紀頃の新羅の金装飾品には主にミルグレインの技法が用いられていたようだ。
http://xn--u9jk3923a3ihwlde12cce0angc.com/milgrain/
粒金を付着させて装飾を施すのではなく、打ち込み(叩き出しもあるのかも?)で粒を表現するのだけど、これは甲州金の縁取りにも使われる“太鼓判”だよね。こういう技法名があったんだ。
ラニュレーションやミルグレインの知識があったらフォーラムの資料ももう少し書き方が変わっていたかもね?