ついに遺構が見えるように

静岡県で25cmメッシュのDEMデータが提供され始めるというなら岐阜県はどーなの? と、思って探してみたら岐阜県全域としては1.0mメッシュだが、私が今、柴金遺構を探すフィールドにしている荘川地域などは0.5mメッシュが提供(DEMデータではなくCS(何の略かと思ったらCurvature Slope曲率と傾斜だそうで)立体図になっているが、柴金遺構を探すには好都合)されているではないか!

CS立体図データのダウンロードもできるが、ひなたGIS

hgis.pref.miyazaki.lg.jp

でシームレスに閲覧できるので見てみる(場所はいつもの舟橋谷)と・・・

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おおっ!!! これでもかなり判るが、さらにGIMPで画像処理して・・・

 

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おー、素晴らしい!

遺構以外も着色されているが、ざっくり言えば青は水路状構造を、赤は石積みが見えていると言って良い。画像を拡大してよく見ると赤・青で着色されていない部分にも水路状構造や石積みでできた凹凸が確認できる。これは自分でDEMデータからCS立体図のデータに変換するならパラメータの調整で微細地形の着色も可能?なんだろうか?

あちこち見てみると、六厩や落部庄川本流でも未知の柴金遺構(と思われる地形)を発見できたし、城跡なんかも見つけることができた。

いやー、これは良いデータを見つけたなあ。0.5~1.0mメッシュのCS立体図は他県でも数件公開されている。一つは静岡県。静岡といえば・・・九両峰の柴金遺構だな。ということで観察してみると、これもしっかり確認できる。

もう一県は長野県、金鶏金山の風化残留型柴金遺構が確認できるのではないかと期待したが・・・これはひなたGISで閲覧ができず、元のデータをダウンロードしたら300Mバイトですと?展開したら1.5Gバイトということで私のPCでは画像が開けなかった・・・

メモリの多いPCなら開けるのかねえ?なんとかして見てみたいなあ。

 

 

CS立体図のデータはこのへんから

https://www.geospatial.jp/ckan/dataset?q=%22CS%E7%AB%8B%E4%BD%93%22&sort=charge+asc%2C+metadata_modified+desc

 

CS立体図の説明は

https://www.slideshare.net/osgeojapan/csfoss4g-2017-tokyo

読まなくても使えるけど、地形の判読の仕方は役に立つ。