その後の諏訪下水道

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090311-00000015-cnc-l20

下水汚泥の「金」4000万円 県諏訪建設事務所まとめ
 諏訪湖流域下水道の汚泥焼却灰から回収された「金」の初年度分売却益が、当初予想を倍以上も上回る4000万円になることが10日、県諏訪建設事務所のまとめで分かった。焼却灰のほか、溶融過程で発生するガラス質のスラグの一部に高濃度の金が含有することも判明、この売却益が1900万円を占めた。
 売却益は当初、年間排出される焼却灰5トンだけで1500万円を見込んだ。ところが、金の含有が分かっていたスラグのうち、溶融炉から排ガスを抜く煙道に付着するスラグに1トン当たり6000−2万2000グラムと、焼却灰含有より高濃度の金が含まれていると分かった。
 同建設事務所流域下水道課によると、溶融炉内で蒸散した金が煙道で冷え、付着するらしい。煙道のスラグは年2回、除去。1年分0・6トンを金属精錬会社に売ったところ、1900万円になった。
 焼却灰の売却益も、金価格の上昇や含有量が当初見込みより多かったことで2100万円と伸びた。初年度に売却した焼却灰とスラグからは、総量20キロの金を回収したという。売却益は下水道施設の維持管理費に充てる。
 諏訪湖流域下水道の汚泥に金が含有するのは、周辺のメッキ工場集積や黒鉱(くろこう)ベルトと呼ばれる金属鉱床、豊富な温泉の存在などが原因とされる。同課の中山幹英課長は「景気後退で下水道使用量も減っており、今後の売却益の推移は分からない」と話している。

うーん、金属鉱床・温泉起源の金に関しては、いくら低濃度とはいえ雨水・温泉水にそんなに金が溶け込んでいるのか?ということ、それらを全量(雨水なども)下水として集めて処理しているわけではないでしょう? という疑問が・・・