羅臼町の金山

羅臼の金山 http://blogs.yahoo.co.jp/oowashidayo/22679997.html

もう随分と昔の話になる上に、ほとんど記録が残っていないので知られていないのが鉱山の話です。羅臼町の一部には鉱山として活用された跡が所々に残っています。
大部分は褐色鉄鉱石と硫黄の採掘でしたが、戦前、戦後の混乱期であったことや、町外からの資本で運営されていたため、記録が残っていないようです。
既に廃校となった植別小中学校が鉱山の開発時に生徒数が増加し、山間部に向かって道路が切り開かれた時代が昭和30年代にありました。金鉱脈の発見です。
ただし、1tの岩石に対して5gほどの金、100gほどの銀、その他の鉱物で、たしか採算が取れずに早々に撤退し廃坑になったと聞いています。
自分が小学生低学年当時までは、中学生が遠足などでそこの鉱山跡地まで行っていたのを記憶しています。(片道10km以上の山道です)その名残が、金鉱山の近くを流れる陸志別川という川に見られます。

斜里町側の金山川の砂金は数年前からミネラルショーで販売されているのを見るけど・・・と思って川の位置を調べると、陸志別川と金山川知床半島の脊梁部を挟んで向かい合ってる(?)のね。 羅臼町史には記載ないんだろうか?