「弟子屈に金鉱脈」

http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110126hog00m040004000c.html

雑記帳:「弟子屈に金鉱脈」 町長らが知事に開発支援要請
 昨年9月に北海道弟子屈(てしかが)町の国有林で高品質の金鉱石を発見した楠目(くすめ)久定さん(83)が25日、徳永哲雄町長らと道庁を訪れ、高橋はるみ知事に金鉱脈開発の支援を要請した。
 酪農業などを営んでいた楠目さんは25年前、川で魚釣りをしていた時に、金を含んだ石を偶然発見。これを機に、調査会社「資源開発」を設立し、若者を雇って夢を追い続けてきたという。
 この土地には明治時代から鉱脈のうわさがあり、住友金属鉱山が調査に乗り出したこともあった。「国家の富の開発だ」と張り切る楠目さん。今度こそ、ゴールドラッシュとなるか。【和田浩幸】
毎日新聞 2011年1月26日 1時20分

http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=7096

金鉱、レアアースなど発見【弟子屈
釧路新聞 - 2011/01/13 11:13
 弟子屈町奥春別地区の山林で鉱物調査を手掛ける「資源開発」(大空町東藻琴、楠目久定社長)が12日、同地区で採取した岩石サンプルの分析結果を公表した。鉱石1トン中における金の含有量が30グラム以上という、良質の鉱脈が見つかったことを明らかにした。岩石サンプルには、銀や銅などの鉱物資源のほか、ランタンなどのレアアースも含まれていることが分かった。
 同社は2010年9月、根釧西部森林管理署の許可を受けて、国有林内での試験掘削を実施。縦4メートル、横8メートル、深さ3メートルの穴を掘り、大小74の岩石サンプルを採取した。カナダ・オンタリオ州の研究機関「アクティベーション・ラボラトリーズ」、日本原子力研究開発機構(本部、茨城県)に分析を依頼したところ、6つのサンプルから、金などの鉱物資源を検出したという。
 町観光商工課によると、世界各地の金鉱山は、鉱石1トン当たり約5グラムという産出規模であることからみると、奥春別地区の鉱脈の金含有量は、高い数値といえる。ただ、鉱脈がどの程度広がっているかは未知数で、今後詳細な調査が必要となる。
 楠目社長は1986年から、同地区一帯での鉱物調査を続け、試験掘削の申請にあたっては町が支援した。楠目社長は「フィールドワークで蓄積してきたデータを基に掘削した結果、初めて土の中の鉱脈を見つけることができた。日本は鉱物資源に乏しいといわれているが、今回、弟子屈町で見つかった事実は大きいのではないか。今年中に施業案をまとめ、町のアドバイスを受けながら事業を進めていきたい」と意欲を示した。
 紱永哲雄町長は「25年にわたる楠目さんの頑張りが、一つの形となった。金鉱を生かした体験観光の展開など、夢は広がる。幅広く協力していきたい」と話している。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/268311.html

多量の金含む岩石採取 弟子屈・奥春別 試掘企業「有望な金脈」(01/13 10:23)
 【弟子屈釧路管内弟子屈町で金鉱脈を探査している資源開発(オホーツク管内大空町)は12日、試掘した穴から多量の金を含有する岩石を採取した、と発表した。今後、詳しく調査して埋蔵量を調べる方針だが、同社は「有望な金脈」と期待を寄せている。
 同社の楠目久定社長によると、昨年9月に同町奥春別地区の国有林の沢沿いで、縦8メートル、横4メートル、深さ3メートルの穴から300〜500グラムの岩石74個を採取し、カナダの分析会社に鑑定を依頼。その結果、6個に分析上限値を超える岩石1トン当たり30グラム超の金が含まれていたという。国内最大の金鉱山の菱刈(鹿児島県)は1トン当たり平均40グラム超で、楠目社長は「かなり高品質の金脈と言える」としている。
 試掘場所一帯では1988年に住友金属鉱山などが調査したが、金鉱脈を発見できずに開発を断念している。