赤金鉱山跡を訪ねて

行きたいけど日程的に参加不能な観察会・・・

http://homepage3.nifty.com/iwateearth/event/110703doc.pdf
平成23年度岩手県立博物館教育普及事業 郷土の自然のおいたちを探るシリーズ第61回 地質観察会 赤金鉱山跡を訪ねて

5 日時 平成23年7月3日(日) 10:00〜15:00 小雨決行
6 開催場所 岩手砕石(株)伊手工場(奥州市江刺区伊手字口沢)、赤金鉱山跡(管理:卯根倉鉱業(株))
7 時程
9:45〜10:00 岩手砕石(株)伊手工場駐車場集合、受付
10:00〜10:10 開会行事
10:15〜12:00 砕石場内見学
12:10〜12:50 昼食
13:00〜15:00 鉱山跡見学・岩石鉱物採集
閉会行事、解散
※当日の天候などによって,時程や観察場所を変更する場合があります。

わあ、もう締め切り間近ですな。

12 参加申込方法
6月4日(土)から6月25日(土)までの間に,次のいずれかの方法で申し込んで下さい。
(1) 復葉書による方法
往復葉書に,参加者全員の住所・氏名・年齢・連絡先の電話番号を明記して
〒020-0102 盛岡市上田字松屋敷34 岩手県博物館学芸部地質観察会担当あてに申し込んで下さい。受付締切日当日の消印は有効です。
(2)電子メールによる方法
参加者全員の住所・氏名・年齢・連絡先の電話番号を明記して,次のアドレスに送信して下さい。 g61akagane@iwapmus.jp
このアドレスは今回の地質観察会への申し込み専用です。受付終了日以降はアドレスが削除されますので使用はできません。
先着順に受付けますが,締切日前でも定員になり次第,締め切らせていただきます。折り返し,参加の可否や持ち物・集合場所等について連絡いたします。電話での申し込みは受付けません。参加が不可能になった場合には,早めに連絡下さい。

14 みどころ
奥州市江刺区伊手地区にある赤金鉱山は北上山地の西部にあり、東北地方の代表的な高温交代銅鉄鉱床として知られている。本鉱山は藤原三代の金の採掘場所であり、鉄についても文久元年(1861 年)から開発と製鉄が行われている。約10 鉱床が知られ、本鉱山最南端にある栄鉱床は江刺興業(株)により昭和47 年まで金銀銅鉱と鉄鉱を採鉱していた。同48 年からは採石を中心に経営され、現在は岩手砕石?が採石を行っている。
本鉱山周辺の地質は、下部石炭紀の緑色岩類、凝灰岩類、角礫岩類などの火山砕屑岩類と石灰岩、粘板岩からなる米里層、上部石炭紀石灰岩、石灰質粘板岩、緑色岩類からなる芝層で構成され、これらの堆積岩類を貫いて石英斑岩、斑れい岩、花崗岩および.岩岩脈が発達する。鉱山の主体をなすものは高温交代鉱床であり、他に鉱脈型鉱床、高温熱水性鉱脈や管状〜網状鉱床などがあり、スカルン鉱床の外縁部には多数の浅熱水性金鉱脈も存在する。
観察会は赤金鉱床と栄鉱付近で行う。赤金鉱床は最西端に位置し、現在は砕石場として利用されている。砕石場は直径約300m の円形状に約100m 掘り下げられている。鉱石は角閃石類を主とする緑色スカルンと、柘榴石スカルン中に鉱染状または塊状に賦存する黄銅鉱・磁硫鉄鉱である。砕石場で岩石を観察するとともに岩石鉱物を採取する。栄鉱床は最南端の鉱床で、石灰岩と斑れい岩の接触部あるいは斑れい岩中の割目に沿って同岩を交代して生成したスカルンである。
鉱石は黄銅鉱、磁硫鉄鉱、磁鉄鉱などである。坑道は塞がれているが、近隣にズリ捨て場があり、そこで岩石鉱物を採集する。鉱石鉱物は上記のほかに、ベスブ石、珪灰石、灰ばん柘榴石、チタン灰鉄柘榴石、フォッシャグ石、備中石などである。