「樺太の鑛業」(可野信一)

いつかは砂金・砂白金掘りに行ってみたい場所の一つサハリン・・・ただ、先日入手した「樺太の鑛業」(可野信一)には金・白金などの金属鉱物に関してはあまりページが割かれていない(白金に関しては説明すらない)。

現在迄に知られた金屬鑛物の分布に就いて述べて見ると、敷香、散江兩郡地方、中知床半島東海岸古生層地帶及び能登呂半島東灣内、海岸等に砂金を産し、又古生層中の石英脈或は粘板岩中に往々金粒の附着する事が發見せられて居るが、之等は何れも森林地帶或は海岸不便の地にあるが爲、現在に於いては到底収支相償はず稼行せられてゐない。

昭和7年発行の本だから、これ以降太平洋戦争終結にかけて探鉱・開発が進んで行く時期なのだろうか?
一応、昭和5年末の時点で砂金・砂白金の鉱区は設定されていることは確認できるんだけど、数は多くないなあ・・・