一乗谷遺跡から金鉱石製錬の遺物

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一乗谷遺跡から金鉱石製錬の遺物 鉱山開発による生産の可能性
 県埋蔵文化財調査センターは13日、福井県福井市一乗谷朝倉氏遺跡(国の特別史跡)で出土した土器から金の粒子が見つかり、その金が金鉱石を製錬して抽出されたものと分かったと発表した。戦国時代の金生産の多くは砂金から金を抽出していたと考えられているが、一乗谷では金鉱山開発による金の生産を行っていた可能性が出てきた。
 山梨県立博物館の協力を得て、遺物表面には見えない金属の痕跡を探したり、金属の種類を特定するエックス線分析を実施。その結果、三つの坩堝から0・01ミリ〜0・2ミリ程度の金の粒子数十点ずつを確認した。
 さらに砂金を製錬、加工した場合は不純物の付着はほとんどないが、三つの坩堝には金鉱石を製錬した際に出る銀や銅、亜鉛ヒ素などの不純物が付着していた。

そういえばこの間行った山梨県立博物館の「黄金の国々」展でもここの金製品が展示されていたなあ。