揺り*

盆と正月・・・じゃなくて、揺り盆とか揺り鉢がどの様な形状のものを指すのかごっちゃになっている感があるので、調べてみた。正確には“盆”と“鉢”についてなんだけど。

浅く平たい容器

皿より深く、壺よりは浅く、口の開いた容器のことである。

言葉から推定される形状のものは、揺り盆に関しては、山梨西部〜静岡で使用されていた曲げわっぱ(メンパ)形状のものがぴったりとくる。
一方で揺り鉢は・・・言葉からすると現代の一般的なゴールドパンの形状を持つものなども相当してしまうのだな(韓国のハムジ、各国で使用されたバテアなんかもそうか。とりあえず国内のものしか考えないけど。)。悩ましい・・・ 内外面が曲面で構成されたタイプの揺り分け道具を“揺り鉢”と言い切れると簡単だったのだけど、分類するなら“揺り鉢(丸底)”“揺り鉢(平底)”なんて分類しないといけないかもしれない。