バテア

先日、ラテンアメリカのスペイン植民地時代の歴史研究をしている方とメールでやり取りをしているうちにbateaバテアが必ずしも“円錐形状の砂金採りに使われる器”とは限らないことに気づいた。
と言うのは、示されたサイト http://www.banrepcultural.org/museo-del-oro/sociedades/metalurgia-prehispanica/herramientas-e-instrumentos-de-trabajo にあるゴールドパンが曲面形状のものだったからだ。
改めて“batea”で検索をしてみると、どうやらスペイン語のようで、英語だとtrayやらpuntやらwashing panに相当するらしい。語感に共通するのは浅目の(平底)容器ってところだろうか。 画像検索の結果でも https://www.google.co.jp/search?q=batea&newwindow=1&espv=210&es_sm=93&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=qeadUvaIHsO1kgXS6oC4DQ&ved=0CCsQsAQ&biw=1920&bih=954 そのような容器が出てくるし、砂金採りに使用されている画像もいくつかある。
朝鮮半島の“ハムジ”が(特に砂金採り用具とは限らない)木製容器を示す言葉であるように、“バテア”も浅目の(平底)容器・皿といったところなのかもしれない。