鉄は早いな〜

金と比べると日本の鉄精錬の歴史は早いよなーっと、
http://www.asahi.com/articles/SEB201312130065.html

長崎県壱岐市の弥生集落カラカミ遺跡で、国内で初めて、鉄生産用の地上炉跡が複数確認された。同市教委が13日、明らかにした。朝鮮半島の系譜を引く構造とみられ、当時最先端の技術で鉄素材を本土に供給する中継基地だったとみられる。弥生社会で明確に確認されていない精錬炉の可能性もあり、日本列島の鉄文化の起源に迫る発見だ。

 弥生時代後期(紀元1〜3世紀ごろ)の複数の時期の、少なくとも6基の炉跡が出土。いずれも床面に直接炉を築く地上式で、炉壁や焼け土、炭の堆積(たいせき)層が良好に残っていた。国内で確認されている、地面に穴を掘り込む鍛冶炉とは違い、韓国南部の勒島(ヌクト)遺跡などに見られるタイプと似ているという。

これに対して金精錬遺構は飛鳥池遺跡の7世紀後半あたりと言われているから400〜600年くらいは差があるわけだ。この差があるのは色々な理由があるのだろうけど、加熱・溶融なんていう技術自体は金精錬が始まるより古くからあったわけだから砂金などの金素材の入手が容易な地域なら・・・例えば朝鮮半島に近い対馬とかならもっと古い時代の金精錬遺跡があったりしないだろうか?・・・とか、妄想してみる。

などと考えながら検索していたらこんなページがあった。
http://kaf.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2012/02/H214youkoso.pdf
面白いなー