ひも状自然金と自然銀

そもそもひも状自然金はレアであるが・・・

 

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/052400296/?P=2

 研究チームはロスアラモスの加速器を使って、標本に中性子線を照射した。中性子は原子を構成する粒子の1つで、金の結晶の中に入り込める。中性子が結晶に衝突すると、さまざまな方向に飛び散る。単一の結晶では、中性子は少数の経路で散乱する傾向がある。だが、結晶の数が多ければ多いほど、中性子はより多くの経路で散乱するため、検出されるシグナルはぼやけて「汚く」なる。

 分析の結果、一見すると多数の結晶からできていそうなラムズホーンが、実は少数の結晶からできていることが明らかになった。コロンビアで産出した、もっと小さな渦巻き状の標本も分析してみたが、これも驚くほど少数の結晶からできているようだった。

 この結論は、金よりもはるかにありふれたひも状の自然「銀」とは対照的だ。以前行われた研究では、ひも状の自然銀の標本を薄く切って調べたところ、多くの結晶が組み合わさって束になっていることが明らかになっていた。

 へーっ・・・とは思うが、自然金の方のサンプル数が1だしなあ・・・

自然銀も“ひも”を構成する“糸(というか繊維?)”は単結晶のようだから、最初のひもを紡ぎ出す“種”の状態に左右されるのかもしれないね。

有名な秩父の“糸金”も単結晶なんだろうな、やっぱり。