佐渡の真宗門徒と砂金

神奈川の実家で中世の砂金掘りに関する資料がないかあれこれ探していたら面白い資料が出てきた。
佐渡西三川の砂金山由来の農山村景観 保存調査報告書』
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11180383/www.city.sado.niigata.jp//mine/activities/pdf_pub/report/nmikawa/nmikawa_rep_h23.pdf
この中の5章砂金採掘と農地開発の歴史に「真宗門徒の活躍」という項があり、
浄土真宗門徒が1460~1510年頃まで盛んに佐渡西三川で砂金を採掘し、本願寺に寄進をしていたことが書かれている。
時期的に飛騨白川郷に内ヶ島氏が入ってきて正蓮寺勢力(=浄土真宗)と抗争・和解した時期と重なり、飛騨の門徒も金を本願寺に寄進しているというのはかなり類似性が感じられる。『一向一揆の研究』における新潟県北部の産金も同じ背景があるのかもしれない。もう少し元になる文献を読んでみたいかな。、、、でも新潟はちょっと遠いんだよね~