六厩で聞き取り 大湧金山は・・・

今年最後の?六厩で聞き取り調査を調査をしてきた。

今回は地図を持っていったので話がスムースに進む。やっぱり地図はあった方がいいよねえ。

1.まずは千軒平の位置について・・・「大蓑谷の橋から見える坑口の奥」ということで、やはり前回 秋の六厩探索その1? - 砂金掘り日記

うろついた辺りで正解だった。でもその辺りの石臼は持ち去られて無いんだと。残念。 石臼があるのはイラ谷の林道を作った時に道路に埋めたとのことで、もしかしたら雨で路盤が削れると出てくるかもね?

2.正ノ俣の大粒金・・・指で示してもらった感じでは2~3cmくらいの大きな金を採った人がいるらしい。

3.村史に西ヶ洞で金を採った話がでてくるが?・・・聞いたことが無い。西平山のことだろう。

4.西平山の金山は大湧(おおわく)金山か?・・・あれは「大湧(たいゆう)金山」と呼んでいたのだそうで。そう言われれば大平金山も「たいへいきんざん」だしね。

やはりあの急斜面のジグザグの道を登って行くのだそうで、「坑口があって一升瓶が転がっていて」だそうな。昔、名古屋のそういったこと(金山探し?)が好きな人と一緒に行ったことがあるんだそうな。尾根向こうの露天掘りらしき場所には行ったことが無いとのこと。

5.大蓑谷~六厩川合流点のワイヤー

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これは大湧の山に続いているのだそうで。「大蓑谷にはワイヤーは延びていない」とのこと。前回見た時、そんな感じに見えたのは正しかったのだ。

これで千軒平に石臼があった説明もつく。今の千軒平は柴金遺構になっていて、なぜ山金を採るための石臼があったという話になるのか疑問に思っていたのだが、昔は大湧などから千軒平まで金鉱石を運んできてそこで粉成をしていたのだろう。ワイヤーを使って鉱石を下ろした時代には石臼は使わなかっただろうけど、鉱石の集積点という意味では千軒平が変わらず使われていたのだろう。

6.赤谷の坑口をブルドーザーで埋めた話・・・大湧の山向こうという話し方だから落部金山のことで間違いないだろう。昭和30年代あたりの話らしい。

 

うんうん、いろいろと面白い話を聞くことができて満足。でも現地に行くのは来春までお預け・・・だね~