「六厩村金山糶流所図面」からわかること

「六厩村金山糶流(せりながし)所図面」には千軒平の地名や家、桐ヶ洞(桐ノ洞?)には鋪の印が・・・

これらの位置関係やこれまでの調査から地形図に書き込みをしてみると・・・

桐ヶ洞(桐ノ洞)に相当しそうな谷は地形図上では一つしかない。この谷のすぐ北あたりに鋪(坑道)がある?CS立体図ではちょっと分からないなあ・・・

中ノ沢(月ノ沢?)沿いにも柴金(糶場所)が描かれている。この沢は先年、大湧金山を目指した時の入口の沢に相当する。急傾斜の沢なのでとても柴金が掘れるとは思えないが、大湧金山採鉱域の一部、中ノ沢につながる沢の上部には柴金遺構と思われる場所があった。絵図がデフォルメされていることを考えれば、その遺構が絵図の糶場所に相当するのかもしれない。

 

千軒平のテラス群、南側(約4000m^2)は一昨年訪問済みだが、今回改めてCS立体図を見ると・・・

北側にもテラス群(約6000m^2)が見える。絵図に描かれているのがどちらかまでは判断つかないが。

来月は北側テラス群の現地調査と桐ヶ洞の坑口探索できるかな~?