ふなはしと云ふ川のながれ~

さて、

garimpo.hatenablog.com

荘川村史 下巻』に収録の「白川奇談」ではどう記述されていたのか・・・

牛丸と岩瀬村の間六七丁ふなはしと云ふ川のながれの坂あり。此所にて鶏のなく声をきけば果報が満るといへども、鳥の声もろくにきく事なし。

 あら、『荘川村の民話 伝説・世間話編』とほぼ同じか。もっと産金にまつわる話が前後にあるのかと思ったのだが。 まあ、鶏や鶏が鳴く表現は埋蔵金伝説でよく使われるフレーズなので産金活動はあったものの当時は既に採掘済み・・・といったところだろうか?

続く文章には

岩瀬村にけいせい谷といふ山あり、むかしはけいせいのたぐひもありけるにや。

とあり、遊女の集まる地域があったのだろう。こちらも産金が盛んであったことを窺わせる記述ではあるが、これも過去の表現だなあ。