黒谷浄念寺の“白川門徒”本尊裏書

荘川町黒谷の浄念寺の本尊裏書に“白川門徒”と書かれているのは読んだことがあったが、そういえば『荘川村史』の続巻に浄念寺にまつわる伝説が載っていたのを思い出した。なんでも・・・

天正年間金森氏の飛騨侵攻に際し、浄念寺の前身である道場の主は本尊などを近隣の水沢上の道場に避難させた。金森侵攻の翌年、天正地震の発生により飛騨西部の山が各地で崩壊、帰雲城の埋没や水沢上で河川の閉塞が生じ、水沢上の道場も水没する。 数ヵ月後、道場とともに水没した本尊などを納めた木箱が水面に浮かび上がり~

というお話。

伝説の真偽はともかく、この水没した本尊に“白川門徒”の表記があるという。

・・・あいかわらず“白川門徒”と金山の関係は確定できていないが、一度まとめてみる必要はあるなあ。