「枝幸郡の伝説と昔話」(新岡武彦編)
http://www.town.esashi.hokkaido.jp/contents/esashitown/densetsu.html
砂金・砂白金に関係するのは
第26話 ウソタンの地名
http://www.town.esashi.hokkaido.jp/contents/esashitown/densetsu.html#26
川の流れ(位置)も深さも砂金掘りの前後では大分変ってしまったそうだから、現代の川を見ただけでは地名を付けた当時の様子をイメージするのは難しくなってしまっているかも?
第29話 郡(こおり)の沢の埋蔵白金
http://www.town.esashi.hokkaido.jp/contents/esashitown/densetsu.html#29
頓別川の本流を挟んで、松音知の対岸に郡の沢という小流があります。 砂金騒動が頓別川上流に飛火した頃、兵知安川流域が砂金の優良鉱区でしたが、どちらかというと本流筋は白金をよく出しました。 中でもよく産出したのは、知駒内川と稚宇遠内川やポンピラナイ川だったようです。
その頃郡の沢で、ある夫婦者が採金していたそうです。 当時は金が取引の主な産物で、白金の方は余り人気もなく、値もよくありませんでした。 夫婦はせっかく採取した白金を、捨値で売るのが惜しくなり、これをビール壜につめて保存しました。 この当時、この辺の採金者は景気がよく、ビールを沢山飲んだ証拠があるそうです。
さてこの夫婦が死ぬ前か、どこかに去った時でしょうか、そのビール壜を地下に埋めました。
北海道では定番(?)のビンに詰めた砂金の話*1・・・の砂白金版。これは初耳だなあ。沢の名前もピンとこない。
しかし白金が安かったということは、この話の時代は明治中期〜後期くらいまでのことかなあ?万年筆のペン先としての需要が生じてからは値段が上がったはずだし・・・*2
*2:参考: http://oyazinaito.exblog.jp/100134/ とか・・・