「明治前日本鉱業技術発達史」(日本学士院編)

「明治前日本鉱業技術発達史」(日本学士院編) 金銀分離に関して記述が無いかな?と思って購入してみた。*1
第二章 近世の鉱業(前期) p.134

つぎにこの時代の冶金法で以前にはあまり見られ中つたとされるものについてのべてみたい。銀を含んだ金を塩焼して金より銀を分離する冶金法がされである。すでにのべた如く、慶長十三年に豊臣秀頼が父の秀吉の蓄えた金の法馬を鋳つぶして黄金の大判を鋳造したとき、それにあたつた鋳造師が後藤徳乗で、しかもそのとき、金の品位をたかめるためにこの塩焼法を用いたといわれている。

慶長十三年は西暦1608年かあ・・・なかなか1500年代に遡る資料は無いなあ・・・
まだ、後藤家に関する資料には当たったことがないけど探してみないとだめかな?

で、上記の書名で検索していたら面白そうなのが引っかかってきた。
http://d-arch.ide.go.jp/je_archive/society/wp_unu_jpn24.html
後でじっくり読んでみよう。

*1:もちろん砂金に関する記述は結構あります。